初めての確定申告と節税のポイント
フリーランスエンジニアになった初年度は、確定申告をどう行えば良いかと悩んでしまうこともあるでしょう。さまざまな作業があり、複雑な税金のルールもあるので、混乱してしまいます。そこでスムーズに確定申告を行うために、会計ソフトを利用するのがおすすめです。
個人事業主用の会計ソフトを使えば、日々の経費や収入についての項目を入力していくだけで、自動的に必要な書類を作成してくれます。また、確定申告の際にも、控除や税額の計算をしてくれるほか、入力したデータに基づいて提出書類も正確に作成してくれるのです。クラウドタイプの会計ソフトを使うと、オンラインでそのままe-taxによる確定申告まで行えます。日々の記帳や処理の手間と時間を大きく節約でき、難しい知識がなくても正しく計算できるのがメリットです。
税金について考える際には、節税も意識すると良いでしょう。フリーランスは使える控除がたくさんあるので、それらをフル活用することで節税できます。たとえば、配偶者控除や生命保険料控除、地震保険料控除、雑損控除などです。自分に適用される控除の種類をしっかりと確認して、確実に適用しましょう。
それだけでなく、個人事業主向けの雇用保険ともいえる小規模企業共済に加入するのも一つの手です。これは廃業時に掛け金を受けられる制度となります。しかも、原則として掛け金の全額が控除対象となるので、節税につながるのです。万が一に備えると共に、節税できる優れた方法と言えるでしょう。